テキスト生成AIとして人気のChatGPTですが、会話内容を端末に保存したいこともあるかと思います。
そこでこの記事ではChatGPTで行った会話の内容をエクスポートする方法について、実際の画面を交えて解説していきます。
【拡張機能不要】ChatGPTのエクスポート機能とは
まずはChatGPTのエクスポート機能について解説します。
ChatGPTのエクスポート機能は文字通り会話の内容をデータとして保存できる機能です。
ChatGPTではチャットの数に制限はありませんが、たくさんチャットしていると左側のリストがごちゃごちゃしてきます。
しかし、削除するとそのときのチャットを見返せなくなるため、躊躇してしまうこともあるかと思います。
そんなときにオススメなのがエクスポート機能です。
エクスポート機能を使えばChatGPT上でのやり取りをパソコンやスマホに保存できるため、ChatGPT上のチャットを削除できます。
なお、一時的に非表示にしたいだけであれば「アーカイブ機能」もオススメです。
アーカイブ機能についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事ChatGPTのアーカイブとは?どこにある?保存期間や戻し方なども解説
ChatGPTのエクスポートの使い方(パソコン編)
では早速ですがChatGPTのエクスポート機能の使い方を解説していきます。
ここではパソコンでエクスポートする方法を解説します。
エクスポートする方法
まずはChatGPTを開きます。
次に右上の自分のアイコンをクリックして開き、メニューの3番目にある「設定」をクリックします。
すると設定画面が表示されます。
設定画面の左のメニューから「データ コントロール」をクリックします。
するとその右側に設定項目が表示され、上から3番目に「エクスポートする」というボタンがあります。
こちらをクリックします。
ボタンをクリックすると確認画面が表示されます。
ここで内容を確認し、「エクスポートを確認」をクリックします。
少しするとChatGPTを登録しているメールアドレスにメールが届きます。
このメールからエクスポート内容を確認できます。
なお、エクスポートリンクの有効期限はメールを受信してから24時間以内のため、忘れずにダウンロードするようにしましょう。
エクスポート内容を確認する方法
続いてエクスポート内容を確認する方法について解説します。
エクスポートが完了すると以下のようなメールが届きます。
メール内のボタンをクリックしてファイルをダウロードします。
ダウンロードしたファイルを開くと以下のようなフォルダ構成になっています。
ここから「chat.html」を開きます。
開く際にメモ帳などが指定されている場合、ブラウザで開きましょう。
するとチャットの内容が表示されます。
ChatGPTのエクスポートの使い方(スマホアプリ編)
続いてChatGPTのエクスポート機能をスマホアプリで使う方法について解説します。
ここではiPhoneを使って解説するため、Androidの場合は一部の操作が異なるかもしれません。
エクスポートする方法
まずはエクスポートする方法について解説します。
ChatGPTのアプリを開き、左上のメニューボタンをタップします。
次に一番下の自分の名前をタップします。
すると設定画面が表示されます。
この中の「データ コントロール」をタップします。
次に下のあたりにある「データをエクスポートする」をタップします。
すると注意事項が表示されます。
確認した上で「エクスポートを確認」をタップします。
少しするとChatGPTに登録しているメールアドレス宛にダウンロードリンクがついたメールが届きます。
このメールからダウンロードができます。
なお、ダウンロードリンクの有効期限はメールを受信してから24時間以内のため、忘れずにダウンロードしましょう。
もし24時間経過してしまった場合は再度エクスポート作業を行ってください。
エクスポート内容を確認する方法
次にエクスポート内容を確認する方法について解説します。
なお、iPhoneの場合は「HTML Viewer Q」というアプリが必要になります。
事前にダウンロードを行ってください。
まずはダウンロードボタンが記載されたメールを開きます。
メール内のボタンをタップするとブラウザが開きダウンロードが行われます。
このときiPhoneのSafariの場合はダウンロードしていいか聞かれるため、「ダウンロード」をタップします。
Chromeの場合は画面下の「ダウンロード」をタップします。
次に「ファイル」アプリを開きます。
Androidの場合はファイルエクスプローラーのようなアプリ名の場合もあります。
iPhoneの場合はファイルアプリを開き、右下の「ブラウズ」をタップします。
次に「このiPhone内」を開きます。
Safariでダウンロードした場合は「ダウンロード」を、Chromeでダウンロードした場合は「Chrome」をタップします。
すると一番左上に今保存したZIPファイルがあるかと思います。
これをタップして開きます。
すると左側に英語と数字の羅列のフォルダが作成されます。
このフォルダの名前を最初の方だけでいいので覚えておいてください。
次にiPhoneの場合は「HTML Viewer Q」というアプリを開きます。
そして画面右下あたりにあるフォルダボタンをタップします。
再度「ファイル」アプリと同じような画面が表示されます。
左上の「戻る」でいくつか戻り、ダウンロードフォルダかChromeのフォルダを開きます。
そして先ほどの英語と数字で羅列されたフォルダを探し、タップします。
このフォルダの中には名前が「chat」でアイコンが「html」のファイルがあります。
これをタップします。
しばらくすると以下のようにチャット履歴が開きます。
次にこのフォルダ内にある「.html」ファイルを開きます。
するとSafariやChromeなどで内容が確認できます。
ChatGPTのエクスポート後はチャットを消してもいい?
ではChatGPTでエクスポート作業を行ったあとはそのチャットを消してもOKなのでしょうか。
結論から言うと今後使わなければ消してOKです。
ただし、今後同じような内容で質問したい場合はそのままにしてください。
ChatGPTは1つのチャットルームごとに特定のトピックに特化されるようになっています。
例えば以下は筆者のチャットルームの例ですが、「ITメディアの提案」であればITメディア関連に、「Flutterコードのサポート」であればFlutter(プログラミング言語)のサポートに特化されています。
そのため、今後ITメディア関連の質問がしたければ「ITメディアの提案」のチャットで質問することで、これまでの質問内容や回答内容を踏まえた回答を生成してくれるようになります。
しかし、一度チャットルームを削除してしまうと、これまでの質問を認識してもらえないため、回答内容が自分の意図とずれるかもしれません。
そのため、今後同じような内容で質問したい場合は残しておいて、同じトピックはそのチャットルームで質問することをオススメします。
今後質問することがなかったり、質問するとしても新しいチャットで質問する場合は消してしまっても問題ありません。
ChatGPTのエクスポートに関する1問1答
ChatGPTのエクスポート機能とは?
これまでのChatGPT上でのやり取りをファイルとして保存できる機能です。
ChatGPTのエクスポート機能はスマホでも使える?
スマホでも使えます。
しかし、パソコンと比べると少し使いづらいため、パソコンでの利用をオススメします。
まとめ
今回はChatGPTのエクスポート機能について、概要や使い方を解説しました。
冒頭にも書いたように一時的に非表示にしたいだけであればアーカイブ機能を利用するのもオススメです。
ぜひアーカイブ機能とエクスポート機能を使い分けてみてください!