一般的にChatGPTを利用する場合、パソコンの場合はブラウザから、スマホの場合はアプリから利用します。
しかし、パソコンでもスマホと同じような「デスクトップアプリ」という機能があります。
今回はChatGPTのデスクトップアプリについて、対応OSや使い方、できることなどを解説していきます!
ChatGPTのデスクトップアプリとは?
まずはChatGPTのデスクトップアプリの概要から解説します。
そもそも「デスクトップアプリ」というワードに聞き覚えが無い方がほとんどなのではないでしょうか。
デスクトップアプリとはパソコンを対象としたアプリの呼び方です。
イメージ的にはソフトウェア(ソフト)と同じです。
最近ではソフトすらインストールすることなく、ブラウザ上で使えるツールも数多くあり、ChatGPTもその一つです。
しかし、ChatGPTをパソコンで利用する場合、ブラウザだけで無くソフトのような形でも利用できます。
また、ブラウザ版とデスクトップアプリ版でできることも少し変わっています。
ChatGPTをより使いこなしたい方はデスクトップアプリ版を利用してみるのがおすすめです。
ChatGPTのデスクトップアプリの対応OS
ではChatGPTのデスクトップアプリはすべてのOSに対応しているのでしょうか。
結論としては記事執筆時点では残念ながらmacOS 14 以降で、かつApple Silicon (M1 以降)のみの対応となっています。
そのため、Intel CPUのMacやWindowsでは利用することができませんのでご注意ください。
なお、Windows版については公式サイトによると2024年の後半に対応する予定であるとの情報がありました。
ChatGPTのデスクトップアプリの使い方
ここからはいよいよChatGPTのデスクトップアプリを使う方法について解説していきます。
Macになれている方なら特に問題なく利用できるかと思います。
1.ChatGPTをダウンロードする
まずはChatGPTのインストーラーをダウンロードします。
ChatGPTを開き、ログインします。
次に右上の自分のアイコンをクリックし、開いたメニューから「Mac OSアプリをダウンロードする」をクリックします。
次にダイアログが表示されるため、「ダウンロードする」をクリックします。
するとインストーラーがダウンロードされるため、完了するまでしばらく待ちます。
2.ChatGPTをインストールする
次にChatGPTをインストールします。
先ほどダウンロードされたインストーラーを開くと以下のようなウィンドウが開きます。
このウィンドウ内の左側のChatGPTのアイコンを右側のフォルダにマウスで移動させます。
このときパスワードを聞かれることがあります。
パスワードを聞かれたらパスワードを入力してください。
ChatGPTのインストールが完了するとインストール完了の音が鳴ります。
これでインストール作業は完了です。
3.ChatGPTを起動する
最後に起動します。
MacのLaunchpad(アプリ一覧)を開くと最後の方にChatGPTのアイコンができています。
これをクリックします。
すると以下のようなログイン方法を選択する画面が表示されます。
一番下の「ログイン」をクリックするとブラウザが開くので、いつも使っているアカウントでログインしてください。
ログインできたら初期設定は完了です。
ChatGPTのデスクトップアプリでできること
次にChatGPTのデスクトップアプリでできることについて解説します。
ChatGPTのデスクトップアプリではブラウザ版と比較して主に以下のようなことができます。
- 音声会話
- 履歴の検索
- ショートカット
1つずつ解説していきます。
1.音声会話
1つ目は「音声会話」です。
ChatGPTでは電話のようにChatGPTと声で会話ができる音声会話機能があります。
この機能は基本的にスマホアプリでのみ利用可能であり、ブラウザ版では利用できません。
しかし、デスクトップアプリでは利用することができます。
音声会話では雑談はもちろん、面接の練習や英会話の練習ができます。
相手はAIなので失敗したり詰まったりしても全く恥ずかしくありません。
現時点ではスマホアプリとデスクトップアプリのみの機能となっているため、パソコンで音声会話を利用したければデスクトップアプリが必須です。
なお、音声会話機能については以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも合わせてお読みください!
関連記事ChatGPTの音声会話とは?無料で使える?制限や使い方などを解説
2.履歴の検索
2つ目は「履歴の検索」です。
何度もChatGPTを使っていると左側のチャットの履歴が大量になり、目当てのチャットが見つからないということも多いでしょう。
こんなときにブラウザ版ではチャット履歴を検索することができませんが、デスクトップアプリでは検索することができます。
そのため、ChatGPTを使いこなしている方にとってはデスクトップアプリは必須といえるでしょう。
履歴の検索機能についてもスマホアプリにありますが、パソコンで利用しようと思うとデスクトップアプリが必要になります。
3.ショートカット
3つ目は「ショートカット」機能です。
ChatGPTのデスクトップアプリではキーボードのショートカットが利用できます。
具体的にはOptionキー(Windows配列はAltキー)を押しながらスペースキーを押すことで、下にChatGPTのプロンプト入力欄が表示されます。
カーソルも自動的に入力欄に当たるため、何かの作業をしながらChatGPTを使いたいと思ったときにOption+スペースキーで瞬時にChatGPTで調べ物などができます。
ブラウザ版ではこのような機能はなく、ChatGPTを使いたければいちいちChatGPTのページを開かなければいけません。
また、スマホアプリもショートカット機能はないため、いちいちアプリを開く必要があります。
一方でデスクトップアプリであれば2つのキーを同時押しすれば一瞬でChatGPTが使えます。
この機能はデスクトップアプリ特有の機能といえるでしょう。
少しでも時間を短縮したい方には非常におすすめの機能です。
ChatGPTのデスクトップアプリに関する1問1答
ChatGPTのデスクトップアプリとはなんですか?
ブラウザでは無く、インストールして利用できるソフトのような機能です。
ChatGPTのデスクトップアプリのメリットはなんですか?
音声会話ができたり、履歴が検索できたり、キーボードのショートカットが利用できたりする点です。
ChatGPTのデスクトップアプリの対応OSはなんですか?
macOS 14 以降で、かつApple Silicon (M1 以降)が対象です。
残念ながらWindowsは対象外ですが、2024年後半に対応予定とのことです。
まとめ
今回はChatGPTのデスクトップアプリについて解説しました。
ChatGPTのデスクトップアプリはMacの一部のパソコンに限られてしまうものの、ブラウザ版と比べて機能が多く、より便利に、快適に利用できます。
ChatGPTヘビーユーザーの方はもちろん、これからガンガン使っていきたい方もぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
参考リンク
- OpenAIのChatGPTデスクトップアプリ解説ページ「デスクトップ上のChatGPT」
- ChatGPT公式サイト