テキスト生成AIの先駆者とも言えるChatGPT。
そんなChatGPTには大きく分けて無料プランと有料プランの2つがあります。
しかし、無料プランでもほとんどの機能を利用できるのが事実。
「わざわざ有料プランに登録する必要はないのでは?」と考えている人も多いでしょう。
そこで今回は、ChatGPTの無料プランと、有料プランである「ChatGPT Plus」の違いについて解説します。
ChatGPT Plusとは?
まずはChatGPT Plusの概要について解説します。
ChatGPT PlusはChatGPTの有料プランの1つです。
実はChatGPTの有料プランには「ChatGPT Plus」と「ChatGPT Team」の2つがあります。
この違いはPlusが個人向け、Teamが法人などの団体向けプランとなっています。
TeamはPlusと比べて使える機能は多いですが、2人以上で登録する必要にあるプランのため、個人で利用する場合はPlusを選択しましょう。
ChatGPT Plusの無料プランとの違い
ではChatGPT Plusは無料プランとどのような違いがあるのでしょうか。
ChatGPTの無料プランとPlusは主に以下の5つの違いがあります。
- 回数制限
- GPTsの作成
- モデルの違い
- 画像生成の有無
- 混雑時の処理速度
1. 回数制限
1つ目は回数制限です。
無料プランではGPT-4oの回数が制限されており、一定の回数に達するとGPT-3.5に切り替わります。
一方で有料プランのChatGPT Plusは同じく制限はあるものの、制限後はGPT-4を継続して利用可能です。
GPT-3.5とGPT-4の性能は大きく異なるため、制限後もGPT-4を利用できるのはChatGPT Plusのメリットと言えます。
2. GPTsの作成
2つ目はGPTsの作成です。
GPTsはプログラミングやライティング(ブログなどの文章生成)に特化した作業を行う際にChatGPT上で使えるアプリのようなものです。
このGPTsは自分で作ることもできますし、他人が作ったGPTsを使うこともできます。
ChatGPTの無料プランでは他の人が作ったGPTsを使うことはできるのですが、GPTsを作ることはできません。
一方でChatGPT PlusであればGPTsを使うことに加えて作ることもできます。
そのため、ChatGPTを本格的に利用したい場合はChatGPT Plusの方が優れていると言えます。
ちなみにGPTsについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事【2024年8月最新】ChatGPTのGPTsとは?概要や使い方を解説!
3. モデルの違い
3つ目はモデルの違いです。
ChatGPTには以下の3つのモデルがあります。
- GPT-4o
- GPT-4o mini
- GPT-4
無料プランではGPT-4o miniとGPT-4oの一部しか利用できません。
一方でChatGPT Plusに登録することで、上記に加えてGPT-4も利用可能となります。
また、公式サイトによると、GPT-4oはメッセージ数が最大5倍になるということです。
このように、複数のモデルを使いたい場合や、GPT-4oをもっと本格的に利用したい場合はChatGPT Plusの方が適していると言えます。
4. 画像生成の有無
4つ目は画像生成の有無です。
無料版のChatGPTでは画像生成を行うことができません。
一方でChatGPT Plusであれば、「DALL-E」という画像生成AIを利用できます。
ちなみにDALL-EはChatGPTを開発するOpenAIが開発した画像生成AIです。
無料で画像生成できるツールもありますが、DALL-Eは高品質な画像を生成できることで有名です。
他のメリットと合わせて画像生成もしたい場合はChatGPT Plusがオススメです。
5. 混雑時の処理速度
5つ目は混雑時の処理速度です。
無料版のChatGPTは混雑時に処理速度が低下する場合があります。
一方で、ChatGPT Plusは無料版と比べると優先的に処理を行うことができるようになっています。
そのため、混雑時にも快適に利用した場合はChatGPT Plusに登録したほうが良いでしょう。
なお、ChatGPTの混雑による速度低下は最近ではあまり無くなってきています。
サービスリリース直後であった2023年は頻繁に混雑しており、返答が非常に遅かったり、接続できなくなったりといった問題がありました。
しかし、2024年現在では体感できるほどの遅延などは起きていません。
普段使っていて、混雑が気になるようであればChatGPT Plusへの登録を検討してみましょう。
ChatGPT Plusの支払い方法は?
ではChatGPT Plusの支払い方法としてはどのような方法があるのでしょうか。
ChatGPT Plusの支払い方法は記事執筆時点では主に以下の方法のみになっています。
- クレジットカード
- Apple Pay
- Google Pay
クレジットカード
クレジットカードは以下の6つの主要ブランドに対応しています。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express(アメリカン・エキスプレス)
- ダイナースクラブ
- 銀聯
デビットカードやプリペイドカードは公式では対応していないようです。
クレジットカードを持っておらず、デビットカードやプリペイドカードしかない場合は自己責任ではありますが、一度試してみましょう。
Apple Pay
ChatGPT Plusの支払いにはApple Payを利用することもできます。
なお、Apple PayはiPhoneやiPadなどのiOSで、Appleのブラウザ「Safari」を利用しているときに使える支払い方法です。
それ以外の場合はその他の支払い方法で支払うことになります。
Google Pay
ChatGPT Plusの支払いにはGoogle Payを利用することもできます。
なお、Androidのスマホやタブレットやパソコンで、ブラウザはGoogle Chromeを利用している場合のみとなっています。
それ以外の場合はその他の支払い方法で支払いましょう。
ChatGPT Plusは1ヶ月だけでも利用できる?
ではChatGPT Plusを1ヶ月だけ利用することは可能なのでしょうか。
結論から言うと可能です。
ChatGPT Plusはサブスクリプション契約となっており、1ヶ月単位で毎月継続契約される仕組みになっています。
そのため、一度登録すると自動的に毎月引き落としが行われます。
しかし、ChatGPT Plusに登録後、すぐに解約することで、1ヶ月だけ利用することができます。
すぐに解約したとしても次回の更新まではChatGPT Plusの機能を利用可能です。
短期間だけ使いたい場合はこの方法を試してみると良いでしょう。
ChatGPT Plusの1問1答
ChatGPT Plusのメリットは?
GPT-4oの回数制限やGPTs機能などに違いがあります。
また、Plusに登録することで画像生成を利用することなどができます。
ChatGPT Plusの支払い方法は?
主にクレジットカードです。
端末など、環境によってはApple PayやGoogle Payを利用することもできます。
まとめ
今回はChatGPT Plusについて、無料版との違いやメリット、できることについて解説しました。
ChatGPTは無料版でも十分に使えますが、有料版であるChatGPT Plusに登録することでより高度な使い方ができるようになります。
ChatGPTに慣れてきたらぜひChatGPT Plusにも登録してみてください!