様々な画像を生成できる画像生成AI。
「自分では作れないものの使ってみたい!」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は画像生成AIが作った写真やイラストをフリー素材として提供しているサイトを紹介します。
利用規約さえ守れば誰でも基本的には無料で利用できるため、ぜひ参考にしてみてください!
画像生成AIが作ったフリー写真・イラスト素材サイト
では画像生成AIが作った写真素材やイラスト素材をフリー素材として提供しているサイトを紹介していきます。
今回紹介するサイトはこちらの5つのサイトです。
- 写真AC
- イラストAC
- A.I. Art Stock
- ぱくたそ
- Lummi
また、後ほどこれらに加えて生成AIを使って自分でフリー素材を作成できるサイトも紹介します。
それぞれのサービスについて順番に解説していきます。
1. 写真AC
- サービス名:写真AC
- 素材数:800万枚以上(AI以外あり)
- カテゴリ:基本的には写真のみ(一部イラストあり)
- 商用利用可否:可
- 日本語対応:対応
- 会員登録:必要
- リンク:公式サイト
写真ACは大手フリー素材サイトです。
元々は一般的な写真フリー素材を提供していましたが、AIが生成した写真も提供されるようになりました。
写真ACは一般のユーザーが投稿した写真をフリー素材として公開しています。
そのため、枚数が非常に多いのが特徴です。
一方で会員登録が必要だったり、無料プランでは1日のダウンロード枚数や写真のキーワード検索に上限が設けられていたりします。
また、AIに特化した写真素材サイトではないため、現時点ではAIが生成した写真に絞って検索することはできません。
実写の写真素材に加えてAIが生成した写真の中から探したいという場合には最適な素材サイトとなります。
2. イラストAC
- サービス名:イラスト真AC
- 素材数:400万枚以上(AI以外あり)
- カテゴリ:イラストのみ
- 商用利用可否:可
- 日本語対応:対応
- 会員登録:必要
- リンク:公式サイト
イラストACは先ほど紹介した写真ACの系列サイトになります。
イラストACも写真ACと同様に、元々は一般のユーザーがフリー素材として描いたイラストを投稿するサービスでした。
そのため、検索結果などではAIが生成した画像と人間が描いたイラストが混ざって表示されます。
また、こちらも写真ACと同様に、無料会員では1日のダウンロード枚数やキーワード検索回数に上限があります。
検索に関しても現時点ではAIが生成した画像に絞って表示することはできないようです。
AIが生成したイラストに加えて、人間が描いたイラストも合わせて探したい場合は最適と言えるでしょう。
3. A.I. Art Stock
- サービス名:A.I. Art Stock
- 素材数:1万枚以上
- カテゴリ:写真・イラスト
- 商用利用可否:可
- 日本語対応:対応
- 会員登録:不要
- リンク:公式サイト
A.I. Art StockはLonpelさんという個人の方が運営されている素材サイトです。
提供されている素材はすべてAIで生成されたもので、写真素材やイラスト素材が提供されています。
公開されている画像はすべて商用利用が可能ということです。
また、公開されている枚数は2023年3月時点で12,000枚以上と、非常に多くの画像の中から探すことができます。
各画像は細かくカテゴリ分けされているため、探しやすいのも特徴です。
パソコンの壁紙などにも使えそうな幻想的な素材も多く、見ているだけでも楽しいため、ぜひサイトを訪れてみてはいかがでしょうか。
4. ぱくたそ
- サービス名:ぱくたそ
- 素材数:1,700枚以上(AI素材)
- カテゴリ:写真・イラスト
- 商用利用可否:可
- 日本語対応:対応
- 会員登録:不要
- リンク:公式サイト
ぱくたそは2011年から公開されているフリー素材サイトです。
こちらも写真ACと同様に元々は人間が撮影した写真素材のサイトでした。
数年前からぱくたそでもAIで生成した画像が公開されており、AIが作成した画像の枚数は記事執筆時点では1,700枚以上となっています。
通常の検索などでは人間が撮影した写真とAIが生成した素材が混合していますが、「AI画像素材ページ」からAIが作成した素材に絞って検索することができます。
5. Lummi
- サービス名:Lummi
- 素材数:2万枚以上
- カテゴリ:写真のみ
- 商用利用可否:可
- 日本語対応:非対応
- 会員登録:不要
- リンク:公式サイト
LummiはAIの写真素材に特化したフリー素材サイトです。
海外のサイトのため、日本語には非対応ですが、英語が苦手でも問題ありません。
トップページなどから気になる画像をクリックし、右上の「Download」ボタンを押すだけでダウンロードできます。
Lummiの特徴は非常にクオリティが高い点です。
どの写真も現実の写真なのかAIが生成した写真なのか見分けがつかないほどです。
また、海外の素材サイトのため、どの素材も海外らしいテイストになっています。
【番外編】画像生成AIを使って自分でフリー素材を作れるサイト
ここまでは他の人が生成した画像をダウンロードできるサイトを紹介しました。
ここでは番外編として、画像生成AIを使って自分だけのフリー素材を生成できるサイトを紹介します。
それがAI素材.comというサイトです。
AI素材.comでは画像生成AIを使って自分でフリー素材を生成することができます。
そのため、他の素材サイトにはない素材を作りたい場合や、自分だけの素材を作りたい場合にオススメです。
なお、利用には会員登録が必要で、無料プランでは20枚までしか素材を生成することができません。
月額980円支払うことで無制限で画像を生成することができるようになります。
ちなみにAI素材.comではここまで紹介してきたように既に生成された画像をダウンロードすることも可能です。
こちらの機能であれば無料プランでも特に制限はないようです。
フリー素材サイトを使う上での注意点
次にフリー素材サイトを使う上での注意点について解説します。
- 利用規約を確認する
- 法律では生成AIについてはっきり定められていない
こちらも1つずつ解説します。
1. 利用規約を確認する
1つ目は「利用規約を確認する」という点です。
今回紹介したサイトは概ね商用利用可能となっていますが、各サイトごとに細かなルールが定められています。
そのため、各サイトの素材を使用する場合は利用規約をしっかりと確認し、厳守するようにしましょう。
2. 法律では生成AIについてはっきり定められていない
2つ目は「法律では生成AIについてはっきりと定められていない」という点です。
現時点では法律で生成AIが生成した画像の著作権などについて定められていません。
今回紹介したサイトはどれもフリー素材サイトのため、各サイトの利用規約を守って利用する分には特に問題ないはずですが、この点には気をつけておく必要があります。
なお、筆者は法律の専門家ではないため、しっかりとご自身で確認した上で利用してください。
まとめ
今回はAIが生成した写真やイラスト素材をフリー素材として提供しているサイトについて紹介しました。
AIを使って画像生成するのが苦手な人でも今回紹介したサイトを利用することで誰でもAIの画像を入手することができます。
どのサイトも非常に高クオリティなため、利用規約を確認した上でぜひ使ってみてください!