様々な質問に回答してくれるChatGPTですが、複数アカウント作りたい場合もあるかと思います。
しかし、ChatGPTで複数アカウント作ることは可能なのでしょうか。
この記事ではChatGPTで複数アカウント作ることについて、メリットや注意点も含めて解説していきます。
ChatGPTは複数アカウント作れる?
ではChatGPTのアカウントを複数作ることは可能なのでしょうか。
結論から言うと可能です。
筆者がChatGPTの利用規約を確認した限りでは、複数アカウント作ることを禁止する文言は見当たりませんでした。
また、少しまでまではChatGPTに登録する際に電話番号が必須だったのですが、1つの電話番号で作れるアカウントは2つまででした。(現在は電話番号は必要ありません。)
そのため、複数アカウントの利用は特に問題ないかと思われます。
ただし、複数アカウント作成するのは自己責任となります。
ご自身で利用規約などを確認した上で作成するようにしてください。
ちなみに利用規約には「お客様はご自身のアカウントにおいて発生するすべての活動に責任を負います。」との記述もあります。
複数アカウントを作成した場合でもしっかりと管理を行うようにしましょう。
ChatGPTで複数アカウント作る方法
ではChatGPTで複数アカウント作る方法について解説します。
ログアウトする
まずは現在ログインしているアカウントからログアウトします。
ChatGPTでは原則として1人1アカウントのような仕様になっているため、アカウント切り替え機能がありません。
そのため、複数アカウント利用する場合はその都度ログイン・ログアウトを行う必要があります。
ログアウトの方法は非常に簡単です。
パソコンの場合は右上のアイコンをクリックし、表示されるメニューから「ログアウト」をクリックします。
アプリの場合は左上のメニューボタンを押し、一番下の自分の名前をタップします。
設定画面が表示されるため、一番下の「ログアウト」をタップします。
アカウントを新規作成する
次にアカウントを新規作成します。
パソコンの場合は右上の「サインアップ」をクリックします。
すると「アカウントの作成」という画面が表示されるため、ここからアカウントを作成します。
スマホアプリの場合は画面に表示されているボタンから登録を行います。
なお、同じメールアドレスで登録することはできません。
GoogleやMicrosoft、Appleのアカウントでも登録できますが、こちらも既に登録しているアカウントではChatGPTのアカウントを作成できないため、注意が必要です。
あとは画面の指示に従うだけで複数のアカウントを作成することができます。
ChatGPTのアカウントは複数デバイスで使える
ここまでChatGPTの複数アカウントを作る方法などについて解説しましたが、ChatGPTのアカウントは1アカウントで複数デバイスで使えます。
例えばパソコンとスマホで同じアカウントを使うことが可能です。
そのため、複数デバイスで使うために複数アカウント作ろうと考えているのであれば、1アカウントで十分です。
ChatGPTのアカウントを複数作るメリット・デメリット
続いてChatGPTのアカウントを複数作るメリットやデメリットについて解説します。
複数アカウントのメリット
まずはメリットです。
複数アカウント作ることで「用途別に使い分けられる」というメリットがあります。
例えばプライベート用と仕事用で別々のアカウントを使い分ける、というような使い方ができます。
ChatGPTはアカウント単位でどのように使用しているかの傾向を学習するようになっています。
そのため、プライベート用と仕事用で使い分けることで、それぞれに対してより適切な回答が返ってくるようになります。
複数アカウントのデメリット
続いて複数アカウント作成するデメリットについて解説します。
複数アカウント作成した場合、以下のようなデメリットが挙げられます。
- 管理が複雑になる
- 学習内容が分散する
1つ目は「管理が複雑になる」という点です。
当たり前ですが、アカウントを作れば作るほど管理が複雑になっていきます。
もしアカウントにログインするためのメールアドレスやパスワードが流出した場合、そのアカウントに不正ログインされてしまい、不適切な使い方をされてしまう可能性もあります。
そのため、しっかりとアカウントを管理できる自身がないのであれば、作成しない方が無難です。
そして2つ目は「学習内容が分散する」という点です。
先ほどメリットでも書いたように複数アカウント作る目的がプライベート用と仕事用で分けるためであれば問題ありません。
しかし、プライベートで使うのに複数アカウントに分けてしまうと、ChatGPTの学習に影響が出る可能性があります。
ChatGPTは「メモリ」という機能を使って、その人がどんな質問を行うか学習しており、メモリ機能により適切な回答が生成されるようになっています。
ですがアカウントを分けてしまうとメモリの学習が分散してしまうため、1アカウントと比べると学習内容が不自然になる可能性も考えられます。
特に理由がなければ1アカウントで利用することをオススメします。
ちなみにメモリ機能については以下の記事で解説しています。
関連記事ChatGPTのメモリ機能とは?使い方や上限、クリア方法などを解説
ChatGPTのアカウントを複数作るうえでの注意点
次にChatGPTのアカウントを複数作るうえでの注意点について解説します。
ChatGPTのアカウントを複数持つ際には以下のような注意点があります。
- チャットの内容が分散する
- 同じメールアドレスは使えない
- 複数アカウントの切り替えはできない
1つずつ解説していきます。
1. チャットの内容が分散する
1つ目は「チャットの内容が分散する」という点です。
複数アカウント作成すると、当然ですが各アカウントごとにチャットの履歴が記録されます。
そのため、チャットの内容がアカウントごとに分散されてしまいます。
プライベートと仕事などで意図的に分けるのであればいいですが、特に理由がなければ1アカウントで完結させた方がいいかと思います。
2. 同じメールアドレスは使えない
2つ目は「同じメールアドレスは使えない」という点です。
先ほども書いたようにChatGPTは1つのメールアドレスにつき1アカウントまでしかアカウントを作成することができません。
そのため、複数アカウント作成したい場合は複数のメールアドレスを用意する必要があります。
3. 複数アカウントの切り替えはできない
3つ目は「複数アカウントの切り替えはできない」という点です。
X(旧Twitter)やGoogle、Instagramなどを複数アカウントで使ったことがある人であればわかるかと思いますが、これらのサービスでは複数のアカウントでログイン状態を保持したままアカウントの切り替えができます。
しかしChatGPTでは一度にログインできるのは1アカウントまでです。
そのため、複数アカウント利用したい場合はいちいちアカウントのログイン・ログアウトを行う必要があります。
ChatGPTの複数アカウントの1問1答
ChatGPTのアカウントは複数作れる?
作れます。
筆者が確認した限りでは利用規約でも制限されていないようです。
ChatGPTのアカウントを作るメリット・デメリットは?
メリットは用途ごとにアカウントを分けられる点です。
デメリットはアカウントの管理が複雑になったり、学習やチャット内容が分散してしまう点があります。
ChatGPTのアカウントを切り替える機能はある?
公式ではアカウントを切り替える機能は用意されていません。
複数アカウント利用する場合はログアウトした後に別アカウントでログインする必要があります。
まとめ
今回はChatGPTを複数アカウントで使う方法やその場合のメリット・デメリット、注意点について解説しました。
個人的には複数アカウント使うことは推奨しませんが、どうしても必要な場合は複数アカウント使うとより便利に使えるかと思います。